こんにちは。ショートステイふくすけです。
今回は、ふくすけの大切な活動の一つ、「買い物サポート」についてお伝えしたいと思います。
コレは単なる買い物ではありません!
ここには、ご利用者様が社会と再び繋がり、自信を取り戻すための3つの大きな意味が込められています。
1.自分の足で歩く喜び:生きたリハビリ
施設内のリハビリも重要ですが、「お店に行く」という明確な目標が、ご利用者様の歩く意欲を大きく引き出します。 「今日は〇〇を買うぞ!」と目的を持つことで、一歩一歩、自分の足で目的地へ向かう姿には、強い意志が感じられます。 これは、目標達成型の、生きたリハビリ。 自分の力で歩き、目的を果たす喜びは、ご本人の自信とともに、何にも代えがたい達成感に繋がっているように感じます。
2.自分で選び、自分で買う喜び:自己決定の尊重
お店で商品を吟味し、自分で選び、自分のお金で支払う。 この一連の行動は、私たちには当たり前でも、ご利用者様にとっては「自分で決める」「自分で手に入れる」という感覚を取り戻す大切な社会活動です。
「どれにしようかな…」と悩む表情や、選んだ物を持つ時の満足そうな笑顔を見るたびに、私たちは自己決定という、人としての尊厳を取り戻すことの重要性を毎回実感させていただいています。
3.何気ない会話の喜び:社会との繋がりを実感
店員さんや他のお客さまとのちょっとした会話。「こんにちは」「ありがとう」といった挨拶。 こうした日常のコミュニケーションこそが、ご利用者様が社会との繋がりを実感する貴重な瞬間です。 施設内では限定的になりがちな人間関係が外の世界に広がり、「自分はまだ社会の一員なんだ」という安心感と自信に繋がっています。
年齢を重ねることで、以前は当たり前だった社会との繋がりが、少しずつ遠のいてしまうことがあります。 だからこそ、私たちはこうした小さな出会いの一つひとつを大切にしたいと考えています。
『自己選択と自己決定のある暮らしのために』
今回の買い物サポートの動画は、私たちの考える「その人らしい暮らし」の実現に向けた取り組みの一部です。
こうしてブログや動画を通じて、私たちの理念やビジョンが少しずつでも皆様に伝われば幸いです。